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A. ロールミルを用いて成形加工するシリコーンゴムのことです。天然ゴムや一般の合成ゴムと同様に、ロール作業で可塑化、加硫剤配合、シート分出し、色づけをして、成形加工します。
ミラブル型シリコーンゴムはHCR(熱加硫シリコーンゴム、Heat Cured Rubber)、またはHVR(Heat Vulcanizing Rubber)などとも呼ばれます。
A. 汎用品、高引裂き成形品、耐熱成形品、難燃成形品、押出し成形品、導電部品、電磁波シールド、熱伝導部品などに適した各種グレードをご用意しています。詳しくは、弊社ミラブル型シリコーンゴム製品物性一覧表をご参照ください。
A. まず、耐熱性に優れています。一般的に、連続使用温度は200℃前後です。機械的強度が低いとされているシリコーンゴムですが、温度による強度の変化がごく小さいので、高温下ではフッ素ゴムをしのぎます。また、脆化温度も-60℃以下であり、高温から低温まで幅広い温度範囲にわたって安定したゴム特性を維持します。
このほかにも、意匠性に優れること、硫黄加硫でないため異臭の少ないゴム成形品が得られるなどの特長もあります。
A. 原料は、生ゴム、充填剤、加硫剤、特性向上剤などです。
A.
生ゴムは、分子量が約40万~70万の無色・透明なシリコーンポリマーです。
A.
「充填剤」とは、合成シリカ、珪藻土、石英、炭酸カルシウムなどで構成される微粉です。特に合成シリカ系充填剤は、極めて高い補強効果を示します。生ゴムだけを加硫すると、引張強さは3~5 MPaと、使用に十分な強度を達成できません。充填剤を配合することにより、約10~40倍もの強度が達成されます。
A. 有機過酸化物(パーオキサイド)と白金化合物が主なものです。プレス成形にはアルキル系有機過酸化物、押出し成形にはアシル系有機過酸化物、さらにカーボン配合導電性シリコーンゴムの押出し成形には白金化合物が使用されます
A. 一般的に、シリコーンゴムコンパウンドには生ゴム、充填剤、特性向上剤などが配合されており、加硫剤は別に梱包されています。品番の後にUの表示がある製品(例:TSE221~6U)には、加硫剤が配合されていません。
A. 一次加硫によって成形され、ゴム物性もほぼ達成されますが、高温下での物性の安定化、あるいは成形品に残存している加硫剤の分解生成物や低分子量シリコーン成分の除去などを目的としたものです。 二次加硫は、200℃で4時間程度が標準です。 ミラブル型シリコーンゴムの詳細は、弊社営業部門にお問い合わせください。
*The marks followed by an asterisk (*) are trademarks of Momentive Performance Materials Inc.